◎解説
「哀しみを抱いて生きる、全てのひとびとへ。」
東京湾で発見された若い女性と老人の遺体。地を這うような捜査が、遠い昔に見上げた星空の美しくも哀しい記憶を呼び起こす―――。著者初の推理小説、いよいよ登場。
【担当編集者から一言】
東京湾で東北出身の若い女性と、出雲の鍛冶職人の遺体が発見され、警察の捜査が始まった。女性の勤め先から被疑者が浮上する一方、老人の仕事場には何かを作った形跡があった。事件の鍵を握るのは老人の孫娘、黄金色の銅鐸、そしてはるか昔の「星月夜」の記憶……。今、乗りに乗っている伊集院静さんの新刊は著者初の推理小説です。刑事の息遣いが聞こえてくるような臨場感と、人々の思いが滲む美しい情景の数々。清張さんに代表される社会派推理小説の流れを汲みつつ、高い文学性を湛えた傑作が誕生しました。(SE)
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